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エンディングノートの書き方を年代別に徹底解説!

終活をする際に重要になってくるのが、エンディングノートです。エンディングノートは自分の人生を振り返って、今後の人生を更に豊かにするための術でもあります。
ですが、そんなエンディングノートの書き方に困っている方は、多いのではないでしょうか。そこで本記事では、エンディングノートの書き方について徹底解説していきます。
年代別での書き方も紹介していますので、ぜひとも参考にして、自分に合ったエンディングノートを完成させましょう。

記事監修者紹介
管理人不用品回収・遺品整理マイスター遺品整理マイスター

一般社団法人遺品整理士認定協会
認定遺品整理士(認定者番号 24283)



不用品回収業者にて1年半の現場業務を経験。その後、作業オペレーティングや不用品のリサイクル・貿易業務に従事し、年間500件以上の不用品回収案件に携わる。
2019年4月より、本メディアをはじめとする不用品回収・遺品整理記事の監修を務める。

遺品整理士認定協会
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エンディングノートとは?

エンディングノートとは?
エンディングノートとは、人生の最後について綴るノートです。自分に最後が訪れた時、エンディングノートがあれば家族にさまざまなことを伝えられます。
自分以外の人に向けて作成する側面が強いですが、人生を振り返るきっかけにもなるので、自分自身の人生をより豊かにできます。
エンディングノートは市販されているものを使うと、より書きやすいですが、特に決まりはないので好きなように書きましょう。

エンディングノートと遺言書との違い

エンディングノートと遺言書は似ていますが、実は大きな違いがあります。

エンディングノートと遺言書との違い

  • エンディングノート…法的な効力がなく自由に書ける
  • 遺言書…法的な効力があり形式が決まっている

遺言書は、主に資産・遺産の相続に関する内容を書き記すため、法的な効力を持ちます。そして法的な効力を持つがため、遺言書の内容はキッチリと書かなければいけません。

反対に、エンディングノートは資産や遺産の相続に関する内容も書き記しますが、他にも葬儀やお墓、飼っているペットのことなども自由に書き記せます。法的な効力を持ちませんが、自由に書き記せるため、死をイメージする内容が少ないので年齢に関係なく気軽に使えます。

遺言書を書くのはマイナスなイメージが強くて嫌だという方は、エンディングノートを書いて前向きに人生を見つめなおしてみましょう。

エンディングノートの書き方のポイント

エンディングノートの書き方のポイント
では早速エンディングノートの書き方のポイントを見ていきましょう。前述したように、基本的にはエンディングノートは自由に書いてOKです。
市販の項目が設定されたエンディングノートであれば、項目に従って書き進めていけば良いですし、書きたくないものは書かなくても構いません。本記事では、特に重要になる項目の書き方を紹介していきますね。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

自分の個人情報の書き方

まずは最も基本的な、自分の個人情報の書き方について紹介します。エンディングノートではまず初めに個人情報を記入します。
市販のものを利用する場合は、項目を埋めていきましょう。市販のものを使わない場合は、自由に書いてOKです。

基本的には名前・生年月日・血液型・住所・本籍を書きます。そのあとは、趣味や特技・性格などを書くのも良いですね。家族がみた時に、あなたがどういった人だったのかを思い出せますし、何より自分を振り返るという意味でも活躍します。
「そういえばこんな特技があったな」「昔の趣味をもう一回やってみようかな」といったように、これからの人生の選択肢が増えて楽しめますよ。

銀行口座に関する項目の書き方

銀行口座は、あなたが亡くなった時に相続の関係で重要になります。金融機関名や支店名、口座の名義や種類、印鑑や通帳の保管場所などを書き記しておきましょう。
銀行口座の項目をしっかり書いておくだけで、家族が遺品整理をする際に非常にやりやすくなります。ちなみに暗証番号は絶対に書かないようにしてください。

保険に関する項目の書き方

生命保険などに加入している場合は、保険の情報を記入しておきましょう。保険の種類や保険会社、保険の内容などをしっかり書いておくと、あなたが亡くなった時に、家族が行う手続きやスムーズになります。
また何よりも、自分が加入している保険を見つめなおして、保険に関して別の選択肢が無いか、保証額を増やすべきかなどを、考えるきっかけになりますよ。

クレジットカードに関する項目の書き方

クレジットカードについても可能であれば書いておきましょう。これは家族のためでなく、自分のためです。財布などを落として、クレジットカードを紛失してしまった時は、エンディングノートにカード会社、連絡先などを記入しておくと便利です。
またカードの年会費、種類なども書き進めていくと、自分にとって不要なクレジットカードが無いか見直すきっかけになります。銀行口座と同じように、暗証番号は書かないようにしてくださいね。

連絡先に関する項目の書き方

あなたにとって大事な人の連絡先を書くことも大事です。連絡先と一緒に、その人に対してどう思っているか、伝えたい思いはあるのかなど詳しく書いていきましょう。
あなたが亡くなった際に、家族が連絡してくれて気持ちを伝えてくれるかもしれません。またあなたの人間関係を見つめなおすきっかけにもなりますよ。

ペットに関する項目の書き方

ペットの名前や愛称、誕生日、好物や散歩の習慣なども詳しく書いていきましょう。あなたが亡くなった後に、引き取って欲しい希望の人がいれば、それも書き記しておくと良いですよ。

葬儀に関する項目の書き方

葬儀に関して希望がある場合は、葬儀の内容や規模、遺影の写真なども書いていきましょう。また家族だけで葬儀を行う家族葬や、葬儀をしないで火葬だけで見送る火葬式・直葬などの希望がある場合も、ここで書き記してください。

お墓に関する項目の書き方

お墓に関する希望があれば、書いていきます。お墓の場所やデザインの他にも、好きな花などがあればここで書いても良いですね。
お墓が要らないと思っている方は、散骨や手元供養などについても触れておきましょう。

相続に関する項目の書き方

相続に関する希望があれば書き記しておきましょう。前述したように、エンディングノートに法的な効力はありませんが、書いて損はありません。
相続といえばマイナスなイメージが強いですが、自分の気持ちを振り返って今後の人生の立ち回りを考えるきっかけにもなりますので、プラスに考えて書いていきましょう。

年代別でエンディングノートの書き方を紹介

年代別でエンディングノートの書き方を紹介
続いて、それぞれの年代に合わせたエンディングノートの書き方について紹介します。これまでエンディングノートの書き方を詳しく紹介していきましたが、なにも全ての項目を書く必要はありません。
特に20代から40代の方は、自分らしく書けばOKです。

それぞれの年代で詳しく見ていきましょう。

20代のエンディングノートの書き方

20代はまだまだこれから人生が広がっていき、自分の考えも頻繁に変わります。そのため、あまり考えこむ必要はありません。
とはいえ、自分の気持ちを記しておいて、数年後に見直すと、自分の感情の変化が分かったり、考え方の変化が分かったりと、新たな発見が見つかるかもしれません。死について考えるのではなく、未来へと前向きに考えてエンディングノートを書き進めてみましょう。

30代のエンディングノートの書き方

30代になると、子どもが産まれて家庭を持っている方は多い方と思います。そのため、家族に対する気持ちなどをしっかり書いておきましょう。
子どもはまだ小さいかと思いますので、このエンディングノートに書いた内容が、今後の子どもの人生に大きく影響するかもしれません。

40代のエンディングノートの書き方

40代になると、会社での関係性も広がっていき、幅広い人間関係が構成されている方が多いかと思います。他にも、老後について計画を練っていく必要も出てきます。
そのため、金銭関係・人間関係などを主に重点的に書いていきましょう。また、結婚していない場合は、これからのパートナーをどうするか、一人で生きていくのか、など人生の進行方向を決めると「より自分らしい人生とは何なのか」が分かるようになってきますよ。

50代のエンディングノートの書き方

60代以上になると判断力が落ちてしまう可能性があるので、50代で書いたエンディングノートが一番自分の気持ちに近いのかもしれません。
そのため、50代になったら書けるだけ自分の気持ちを書き記していきましょう。また親が存命の場合は、親のエンディングについても考えるきっかけになります。
親子で人生のエンディングについて考えて、これまでの人生を振り返り、これからの人生を充実させましょう。

エンディングノートの書き方まとめ

エンディングノートの書き方は基本的に自由です。遺言書のように決まった形式は無いので、自分の気持ちにゆだねて好きなように記入していってくださいね。
市販のエンディングノートを使うと、最初から項目設定されているので書きやすいかと思います。自分で項目を設定する場合は、本記事で紹介した内容を参考にして、自分の人生を振り返ってみてくださいね。

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