遺品整理はメルカリと使うと、お得かつ楽に進められることをご存じですか?メルカリは自分では使わない遺品を高値で売れるので、非常に便利です。
遺品整理をするなら活用しない手はありませんよ。そこで本記事では、メルカリを使った遺品整理の方法を紹介していきます。
手順なども詳しく解説しますので、ぜひとも参考にしていただき、お得に遺品整理をしてくださいね。
一般社団法人遺品整理士認定協会
認定遺品整理士(認定者番号 24283)
不用品回収業者にて1年半の現場業務を経験。その後、作業オペレーティングや不用品のリサイクル・貿易業務に従事し、年間500件以上の不用品回収案件に携わる。
2019年4月より、本メディアをはじめとする不用品回収・遺品整理記事の監修を務める。
遺品整理で出てきた不用品は、さまざまな方法で処分ができます。「遺品整理業者」「リサイクルショップ」「専門買取業者」などなど、どの方法もそれぞれのメリット・デメリットがありますが、中でも最もおすすめなのが「メルカリ」です。
メルカリとは、フリーマーケットのインターネット版と考えてもらえれば、分かりやすいかと思います。自分の持っている不要なものを、ネット上で出品し売ることが可能です。
発送の手間や、送料などを考えて利用する必要があるので、慣れるまでは大変ですが、上手く利用できれば、リサイクルショップや買取業者よりも圧倒的にお得に利用できますよ。
メルカリで遺品整理をするメリットは以下の通りです。
メルカリは高値で売れることが最も大きなメリットです。買取業者やリサイクルショップは、お店側の取り分もあるので、1,000円程度で買い取ってもらった商品が10,000円で売られていることは珍しくありません。
つまり10,000円の価値があるものを1,000円にしてしまっています。ですが、メルカリなら商品が売れた額の10%が手数料となるだけなので、非常にお得です。
また他のフリマサイトと比べても、発送方法が「らくらくメルカリ便」といった分かりやすいものを選べるので、初心者でも安心です。
反対にメルカリで遺品整理をするデメリットは以下の通りです。
メルカリは高値で売れるだけあって、手間は非常にかかります。出品するための写真撮影や商品の説明、購入されたら購入者と連絡を取って、発送するなど、慣れていないと大変です。
慣れれば苦に感じることはありませんが、最初は覚悟しておきましょう。また、送料もしっかりと理解しておく必要があります。衣類などは大きな送料にはなりませんが、大型の家具や家電だと、送料だけで1万円以上になることも少なくありません。
値段設定を間違えると、売れた金額よりも、送料の方が高くなることがあるので、注意してくださいね。
メルカリでの遺品整理がおすすめな人は以下の通りです。
メルカリの出品に慣れているのであれば、メルカリを利用を強くおすすめします。わざわざリサイクルショップなどで、低い価格で売る必要はありませんよ。
また、これを機にメルカリデビューをしたいという方にもおすすめです。メルカリは遺品整理だけでなく、さまざまな場面で使えます。
メルカリの出品・取引方法を覚えておけば、今後に役に立ちますよ。
メルカリは出品や梱包など少々手間がかかりますが、ご自分の好きな価格で販売できるのが特徴です。
せっかく遺品を売るならなるべく高い金額で売りたいですよね。
そこで、メルカリで遺品を高く売るポイントを3つご紹介します。
メルカリで遺品を売るときに最も大切なポイントは商品の写真です。様々な商品が出品されているため、見た目が良ければ高く売れやすい傾向にあります。
光の加減や背景を工夫すると商品の印象が変わります。全体の写真だけでなく、購入するときに気になりそうな写真もつけて出品すると売れやすいです。
メルカリで出品するときは説明文をわかりやすくまとめましょう。例えばブランド品であれば商品名とブランド、商品の状態などを記載します。
使用頻度や購入時期など客観的な目線で情報を加えると、ユーザーに商品のことが伝わりやすくなります。
ブランド名を英語とカタカナの両方で記載したり、ハッシュタグを使ったりなど頻繁に検索されそうな単語を入れておくと多くの人に商品を閲覧してもらえるので効果的です。
メルカリで遺品を売る前に相場を確認しましょう。料金設定で得られる利益が大きく変わります。
高すぎると売れず、安すぎると出品しても損をしてしまうので、適当な価格で販売することをおすすめします。
メルカリ内でキーワードを入れて検索すると類似した商品が表示されます。売れている商品の価格を確認し、料金を決めることで売れやすくなります。
メルカリで遺品を出品しても需要がなければ売れません。どんな遺品をメルカリで売ればいいのかわからないといった方もいるでしょう。
そこで、メルカリで売れやすい遺品をご紹介します。
故人様が趣味で使用していたゴルフ用品やレコード、カメラなどは保管状態にもよりますが、高値で売れる傾向にあります。
メルカリで取り扱っている品目は幅広く、業者に買い取ってもらう金額よりも高値がつくこともあります。故人様が使用されていた道具を処分するか検討している方は、メルカリを利用してみましょう。
切手や記念品などコレクターの間で人気のあるコレクションはメルカリで売れやすいです。
既に販売されていないものや希少性の高いものであれば、思わぬ金額で売れるかもしれません。ただし、ご自身で梱包しなければいけないので、壊れやすいものは厳重に取り扱いましょう。
メルカリではブランド品も売れやすいです。定価が数十万円以上するものは、中古でも数万円で売れるかもしれません。
ブランド品は箱や付属品をつけると単品で売るよりも販売価格を上げやすいです。ブランド品を出品する前に付属品を確認しておきましょう。
メルカリを使用する方の中には偽物を販売して儲けている人もいます。そのため、ブランド品を出品するときは疑われないようにするためにも、ご自身で写真を撮影し説明をきちんと記入しましょう。
メルカリで遺品整理をする方法・手順は以下の通りです。
それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
まずはメルカリに会員登録しましょう。メルカリの会員登録は、メルカリトップページの「会員登録」をタップして行います。スマホで出品をするならアプリをダウンロードすると楽ですよ。
登録方法は、メールアドレスの他に「Googleアカウント」「facebookアカウント」「Appleアカウント」でも行えます。ニックネームは何でも良いですが、不気味な名前だったり、意味不明な名前だと気味悪がられて購入されづらいので注意しましょう。
会員登録が終わったらさっそく、遺品整理で出た不用品を出品しましょう。出品する商品、商品の情報、価格、発送方法などを入力して出品を行います。
前述したように、送料が販売価格を超えてしまうことのないように、値段設定をしてくださいね。
出品をしたら、あとは商品が売れるまで待つだけです。ただしメルカリでは値下げ交渉という文化があったり、購入前にコメントをするなどのローカルルールがあったりします。
そのため、場合によっては出品後に購入希望者からコメントが来ます。コメントが来たら、しっかりと返信してあげましょう。
商品が売れたら購入者と連絡を取ります。連絡の取り方に特にルールはありませんが、商品の発送をしたら伝えたり、何かしらの連絡事項があれば、共有しておきましょう。
購入者としっかりコミュニケーションをとることで、スムーズな取引に繋がります。またメルカリでは取引後にお互いを評価します。
低評価が多いと、購入されづらくなってしまうので、相手に良い印象を持ってもらえるように、振る舞ってくださいね。
商品が売れて、購入者からの入金が確認出来たら、商品の発送を行います。発送方法は何でも良いですが、基本的には「らくらくメルカリ便」がおすすめです。
らくらくメルカリ便は宛名書き不要で、集荷に来てもらうだけで、そのまま商品の発送ができます。送料は全国一律で、対応サイズもA4サイズから160サイズまでと幅広いので、非常に利用しやすいですよ。
商品の発送が終わり、取引が終了したら購入者を評価します。この評価システムによって、メルカリの治安は維持されています。
問題なく取引できたなら良い評価を、何かしらの不備があり、嫌な印象を持った場合は悪い評価をつけましょう。
メルカリは売れた商品はメルカリ内で、残高として表示されます。この残高を現金化する場合は、メルカリ内で振込申請をする必要があります。
マイページから振込申請をタップして進めていきましょう。ただし振込には手数料で200円かかるので、たくさんの商品を出品している場合は、すべて売り切るまで申請はしないほうがお得です。
振込のタイミングもよく考えてお得に利用しましょう。
ここまでメルカリでの遺品整理の方法を紹介しましたが「意外と大変…」「ここまで手間はかけたくない」と感じた方は多いのではないでしょうか。そんな方は、遺品整理業者を使って遺品整理を進めましょう。
遺品整理業者は依頼料金はかかってしまいますが、遺品整理時の仕分けや不用品などの回収をすべて行ってくれます。電話一本で全ての作業をお任せできるので非常に楽ですよ。
また遺品整理業者によっては、回収品の中から価値のあるものを買い取ってくれることがあります。価値のある回収品が多ければ、無料で利用できることもあるので、ぜひとも一度見積もりをしてみてはいかがでしょうか。
メルカリでの遺品整理は、高値で不用品が売れるためおすすめです。ですが、手間が非常にかかりますし、商品が売れるまでずっと家で保管しておく必要があるのが、大きなデメリットです。
もし面倒だと感じたのなら業者に依頼して、ササっと遺品整理を終わらせてしまいましょう。業者に依頼したほうが、結果として時間の節約になってお得かもしれませんよ。